■2012年07月
■熱中症で76人搬送 1人重体
27日、千葉県内で熱中症と見られる症状で病院に運ばれた人は、少なくとも76人に上り、1人が意識不明の重体となっています。
関東地方は、高気圧に覆われる状態が続いているため、27日も強い日ざしが照りつけて各地で気温が上がりました。日中の最高気温は、群馬県館林市で37度9分、埼玉県熊谷市と茨城県大子町で37度8分などと猛烈な暑さになり、千葉県でも市原市の牛久で36度6分まで気温が上がりました。NHKが県内の消防に取材して午後8時現在でまとめたところ、27日、千葉県内で熱中症と見られる症状で病院に運ばれた人は、少なくとも76人に上り、このうち茂原市では、午後1時すぎ、75歳の女性が路上で倒れているのが見つかり、意識不明の状態で病院に運ばれ、手当てを受けています。病院によりますと、熱中症と診断されたということです。一方、NHKが消防や警察に取材したところ、ことし、熱中症と見られる症状で亡くなった人は関東の1都6県でこれまでに少なくとも12人となっています。
関東地方は、高気圧に覆われる状態が続いているため、27日も強い日ざしが照りつけて各地で気温が上がりました。日中の最高気温は、群馬県館林市で37度9分、埼玉県熊谷市と茨城県大子町で37度8分などと猛烈な暑さになり、千葉県でも市原市の牛久で36度6分まで気温が上がりました。NHKが県内の消防に取材して午後8時現在でまとめたところ、27日、千葉県内で熱中症と見られる症状で病院に運ばれた人は、少なくとも76人に上り、このうち茂原市では、午後1時すぎ、75歳の女性が路上で倒れているのが見つかり、意識不明の状態で病院に運ばれ、手当てを受けています。病院によりますと、熱中症と診断されたということです。一方、NHKが消防や警察に取材したところ、ことし、熱中症と見られる症状で亡くなった人は関東の1都6県でこれまでに少なくとも12人となっています。
■東電補償拒否で生協が提訴へ
関東地方や福島県の農産物を扱う千葉市の生活協同組合が、原発事故の影響で減少した売り上げなどの補償について、東京電力が支払いを拒否しているのは不当だとして、およそ3700万円の損害賠償を求める訴えを起こすことになりました。
千葉市稲毛区の「なのはな生活協同組合」は、農産物のおよそ60%を関東地方や福島県から仕入れていますが、原発事故の影響で、売り上げが20%ほど落ち込んだとして、独自に行っている放射性物質の検査費用とともに東京電力に補償を求めてきました。生活協同組合によりますと、請求した5000万円近くのうちこれまでに支払いがあったのはおよそ1000万円で、残りについて東京電力は「被害については仕入れ先を変更するなど、一定の回避策をとる余地がある」などとして、支払いを拒否しているということです。このため生活協同組合は、支払いを拒否されているおよそ3700万円について近く、東京電力に損害賠償を求める訴えを起こすことになりました。なのはな生活協同組合は、「信頼関係のある生産者との取引をやめることは考えられない。仕入れ先を変えることはさらなる被害の拡大にもつながる」としています。これについて東京電力は「補償については国の指針に従って行っており、個別の内容については答えられない」としています
千葉市稲毛区の「なのはな生活協同組合」は、農産物のおよそ60%を関東地方や福島県から仕入れていますが、原発事故の影響で、売り上げが20%ほど落ち込んだとして、独自に行っている放射性物質の検査費用とともに東京電力に補償を求めてきました。生活協同組合によりますと、請求した5000万円近くのうちこれまでに支払いがあったのはおよそ1000万円で、残りについて東京電力は「被害については仕入れ先を変更するなど、一定の回避策をとる余地がある」などとして、支払いを拒否しているということです。このため生活協同組合は、支払いを拒否されているおよそ3700万円について近く、東京電力に損害賠償を求める訴えを起こすことになりました。なのはな生活協同組合は、「信頼関係のある生産者との取引をやめることは考えられない。仕入れ先を変えることはさらなる被害の拡大にもつながる」としています。これについて東京電力は「補償については国の指針に従って行っており、個別の内容については答えられない」としています